美術館で使っている盆栽棚を紹介します【だれでも簡単に自作できます】

盆栽の基本知識

美術館で使っている盆栽棚を紹介します【だれでも簡単に自作できます】

盆栽は盆栽鉢に入れて、
地面から離して育てます。

その時に盆栽を置く棚を

  • 盆栽棚

盆栽を展示する時に置く台を

  • 飾り台
  • 飾り棚

などと呼びます。

なので盆栽棚は

  • 盆栽を育てる時に置く棚

となるでしょう。

今回の記事では

  • 誰でも自作できる盆栽棚
  • 実際に「盆栽美術館もろや」で使っている盆栽棚
  • 「猿棒」という豪華な盆栽棚

を紹介します。

美術館で使っている盆栽棚を紹介します

その前に盆栽棚が必要な理由を
少しだけ書きます。

どうして盆栽棚が必要なのか?

色々ありますが、
最も重要な理由は

  • 盆栽鉢を地面に直接置いてはダメだから

です。

盆栽鉢を地面に直接置くと

  • 害虫被害が増える
  • 温度が高くなる
  • 風通しが悪くなる
  • 雑草が生えやすくなる

といった、
悪いことばかり起きます。

何かの上に板を敷いただけの盆栽棚

最も簡易的な盆栽棚です。

  • 何かの上に
  • 長くて丈夫なものを敷く

だけです。

もちろん展示コーナーでは使っていません。

見栄えが悪すぎるので、
人に見せられないわけです。

しかし
盆栽棚としての機能は
問題ありません。

むしろ気を使わないぶん、
優れていると言えます。

次は少しだけ手間をかけた盆栽棚を紹介します。

「ビールケースはちょっと……」という方は多いでしょう。

DIY(日曜大工)未経験者でも作り方がわかる盆栽棚

  • 石の上に木を乗せる

のが盆栽棚の基本です。

次に紹介する棚も、
展示コーナーでは使っていません。

ただ見た目は結構良いです。

白いマルの部分にビスがあります

足が2本なので、
つまり

  • 4箇所ビスを止める

だけで完成します。

材料は

  • インパクトドライバー
  • 木材
  • ビス

コレで大丈夫です。

下のコンクリートブロックを普通の石に変えれば、
誰にでも見せられる見た目ですね。

重たい盆栽は乗せにくいですが、手間の割りにカッコいい盆栽棚です。

鉄パイプを使った盆栽棚

ここから展示コーナーで使っている盆栽棚となります。


ビニールハウスの盆栽棚

2023/06/21に撮影した写真なので、
時期的に外に出しています。

盆栽は

  • 冬は室内、夏は屋外

で育てたいです。

冬場の盆栽を保護する設備を「ムロ」と呼びます。
この場合はビニールハウスがムロ。

屋外の盆栽棚

本格的な盆栽棚です。

2枚目のほうが材料が1つ多いです。

実際に作る時に迷うのはズバリ

  • パイプの高さは何メートルが良いのか?

ですよね。

  • パイプの高さは1メートル

にするのがいいです。

最初パイプの高さは90センチにしたのですが、
少し足りなくって組み直すことになりました。

美術館の展示品の高さは、
人の目線に合わせた
150センチが良いそうです。

  • パイプ+上に敷く板+盆栽鉢

90センチだと3つ合わせても、
150に足りませんでした。

作りはシンプルですが、パイプを打ち込むのが大変です。

猿棒(さるぼう)

こういった盆栽棚を猿棒と呼びます。

  • 自分が立派だと思う盆栽を展示する盆栽棚

と考えて差し支えありません。

  • 棒は地面に埋まっている
  • 板と棒の間には鉄の棒が入っている

という作りです。

個人で作れますが、最も手間がかかります。

猿棒のイミテーション(模造品)

注意して写真を見るとわかるんですけど

  • 地面に埋まってない

です。

  • 底が平らな木の上に
  • そのまま板を乗せて
  • 猿棒っぽく見せている

倒れても平気な盆栽を乗せましょう。

もちろん心理的な意味です。

木を平らに切るだけで完成します。

終わりに

  • 盆栽棚の自作は簡単
  • 角材を買ってきて何かの上に乗せる
  • インパクトドライバーを使って自作する
  • ノコギリで木を切る

どれでも好きな方法をどうぞ。

インパクトドライバーさえあれば、
簡単なものなら、
何も見ずに作ることができるでしょう。

インパクトドライバーと言えばマキタです。

是非挑戦してみてください。

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