黒松、赤松、五葉松。
こういった盆栽を
松盆栽と言います。
今回の記事では、
- 実際に育てている松盆栽の種類の写真
- 葉の手触り
- どの松盆栽が人気なのか
を解説します。
- 初めて盆栽を購入する時の指標
にしていただければ幸いです。
持ってない松盆栽の写真は載せないことにします。
松盆栽の種類を写真つきで紹介!
松盆栽を写真つきで紹介していきます。
読み終わった頃には、
上の盆栽の名前も特徴も
わかるようになっているはずです。
1. 黒松(クロマツ)
黒松は松盆栽の代表的な品種です。
- 松の盆栽なら黒松
と考えて問題ありません。
松と名が付くなかでは、
1番人気です。
その名の通り、
黒っぽい色味が特徴で、
大きくて美しい枝ぶりが魅力です。
葉っぱは硬く、
触ると少し痛いです。
2. 赤松(アカマツ)
赤松は黒松と似ています。
見分け方は幹肌が赤っぽいなど
色々ありますが、
簡単な判別の仕方は
- 葉っぱを触ってみること
※ 展示会などで勝手に触ったら怒られます。
実際に葉っぱを触ってみると
- 黒松 チクチクして痛い
- 赤松 あまりチクチクせず痛くない
となるので、
盆栽に詳しくない人でも
すぐわかります。
- 黒松を雄松(オマツ)
- 赤松を雌松(メマツ)
と呼んだりもしますが、
見た目だけでなく手触りも、
赤松のほうが柔らかいわけです。
盆栽と言えば鑑賞ですが、植物なので手触りも大事ですね。
3. 五葉松(ゴヨウマツ)
盆栽として人気がある松は
- 黒松
- 赤松
- 五葉松
の3つです。
五葉松は
黒松、赤松に比べて
見ただけで種類がわかりやすいです。
ゲームや漫画に出てくるような、
マツっぽいマツ。
それが五葉松です。
葉は赤松と同じくらいの硬さです。
4. 蝦夷松(エゾマツ)
- 蝦夷=北海道
という意味です。
松盆栽の中では
4番目の人気でしょうか。
幹は若くても古木(こぼく)感があります。
葉の外見は柔らかそうで、
触ってみたくなるのですが、
意外とチクチクします。
椴松(トドマツ)
画像はありません。
盆栽としての人気はイマイチで、
トドマツの盆栽は珍しいです。
トドマツもエゾマツと同じく
北海道の木です。
エゾ、トドと略されるほど、
馴染み深いそうです。
というのも北海道では、
杉が自生していないそうです。
現代でも杉はほとんどないので
- 北海道ではスギ花粉症にはならない
みたいな話は、
聞いたことがある気がします。
椴松(トドマツ)という字、難しすぎますね。
唐松(カラマツ)
画像はありません。
トドマツほどじゃないですが、
カラマツも字が難しいですね。
盆栽としての人気は薄いですが、
立派なカラマツ盆栽もあります。
カラマツの大きな特徴は、
針葉樹なのに何故か、
冬に葉っぱが落ちるところです。
- 松柏類
- 常緑樹
- 針葉樹
- エバーグリーン
コレらの言葉を
大雑把に表現すると
- 一年中、緑の葉っぱが付いている植物
という意味になります。
なので
日本産針葉樹の中では、唯一の落葉樹である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
というくらい、
葉っぱが落ちるのは珍しいわけです。
北原白秋の有名な詩「落葉松」の落葉松とは、「カラマツ」のことです。
カラマツは木材としての需要も大きい
スギとヒノキは
木材として需要が大きいですが、
カラマツも大きいです。
日本では
- スギ
- ヒノキ
- カラマツ
の順番で、
植林量が多いです。
人工林というヤツですね。
初心者におすすめの松盆栽の選び方
初心者の方が盆栽松を選ぶ際には、
以下のポイントを参考にしてみてください。
- 見た目の好み
- 葉や幹の手触り
1 最初は見た目と名前しかわかりませんよね。
見た目が好みの盆栽を
選んでみましょう。
2 盆栽は世話をする時に触るので、
触感は重要です。
硬さが好みの盆栽を
選んでみましょう。
終わりに
- 松盆栽で最も人気なのは黒松
- 黒松、赤松、五葉松、蝦夷松が盆栽として人気
- カラマツは日本で唯一の落葉針葉樹
- 葉が硬いのは黒松と蝦夷松
- 葉が柔らかいのは赤松と五葉松
「松盆栽の代表と言えば、黒松でしょう」
「カラマツは針葉樹なのに、冬に葉っぱが落ちるんですよね」
と言っておけば、
松盆栽について知ってる雰囲気を出せます。
なんだか詳しくなった気がしますよね。